こんにちは! 散歩人しょーんです。
ものごとの対象法、解決方法についてのレイヤー分けについて簡単にご紹介させていただきます。
ものごとの対処法には、
ものごとそのものの現場の解決と、それの上位の概念の解決、両方ともあるように思います。
例えば、「傘をさす」で言うと、雨に濡れないため、
雨に濡れないのは、身体が冷えるため、髪や服やカバンが濡れるため、
そうすると、身体の冷えを抑えたり、濡れない髪を整える技術、濡れない服やカバンをつくる技術があれば、
雨に濡れてもいいことになり、傘をさす必要がなくなります。
これをもっと続けていくと、
なぜ身体が冷えたくないのか →風邪をひきたくない、
なぜ風邪をひきたくないのか →健康でいたい、
なぜ健康でいたいのか →健やかで幸せな人生を送りたい
はい、繰り返すとすべてのニーズは、だいたい「幸せに生きたい」につながります。
この思考でものごとを整理してみると、
どのレイヤーに対して、アクションをとればいいのか考えることができます。
(システム設計思考法(ワークデザイン法)の一種です)
例
・傘は濡れないため
・電車は移動するため
・服は保温のため(マナー、ファッションのためもありますが、、)
・冷蔵庫は食品を冷やすため
なんのためにこれらをするの?
・傘は濡れないため
└濡れると身体が冷えるため
・電車は移動するため
└会社のデスクに向かうため
・服は保温のため
└人の体温調節機能には限界があるため
・冷蔵庫は食品を冷やすため
└食品の温度があがると、悪くなるため
そうすると、一個上位レイヤーの解決方法だと
・傘は濡れないため
└濡れると身体が冷えるため
→解決案①身体が冷えないような身体つくりをする(薬、治療、訓練)
・電車は移動するため
└会社のデスクに向かうため
→解決案②会社に行かなくても働けるような仕組みつくりをする(家で仕事する、会社で仕事をする、そういう仕事につく)
・服は保温のため
└人の体温調節機能には限界があるため
→解決案①身体が冷えないような身体つくりをする(薬、治療、訓練)
・冷蔵庫は食品を冷やすため
└食品の温度があがると、悪くなるため
→解決案③温度があがらないような、あがっても雑菌がわかない食品をつくる、環境をつくる(食品の改良、保存環境の改良)
となるわけです。
最下位レイヤーのニーズ(目の前の問題)を解決するのも、
最上位のレイヤーのニース(個人の幸福)を解決するもの、どちらも大切なことです。
なにかに対して問題解決する際には、
その事象の一個か二個上のレイヤーのニーズまで見てから動いた方が、コストや時間、根本的な解決につながるかもしれません。
散歩人しょーんでした。