●はじめに

おはようございます。散歩人しょーんです。

昨日、私が関わる予定である、福島県の地方創生活動の打ち合わせで、「福島県の子どもたちへの支援」についてお話しをお聞きしました。

 

該当の支援では、特に「福島県から首都圏に上京した大学生に向けた定期セクション」を企画しています。

以下、簡単に現在の状況についてみなさまに共有できればと思っております。

◉福島県の現在の課題

今回の打ち合わせでは、まず福島県の現在の課題について先に活動されているメンバの方からお聞きしました。

 

【現在の課題】

・原発の風評被害によって農作物が売れない

・地元に人がいなくなり、過疎化している。(原発近くの浜通りから、中通り(福島市や郡山)に移動する方々もいるため、中通りは転入も多いですが)

・県外に来た子どもたちが、福島出身だと差別されることがある

・職を求めて首都圏や別の地域に来た個人事業主たちが、新たな商圏で苦労している

・復興支援金をもらえることが日常化されて来ており、経済が支援金頼みになることも、、

◉今回の福島県との活動で取り組みたいこと

次に、今回の活動において、実施されている内容についてメンバの方からお聞きしました。

 

【実践内容】

・福島県で、小学生、中学生、高校生に対して、福島の魅力を伝えるワークショップを定期開催中

・首都圏では福島県から上京してきた大学生たちに、プロジェクト活動などを定期開催中

└特に、福島県では大学から上京して地元に戻らなくなる人が多く、首都圏にいる大学生たちに福島県で働くモチベーションを上げてもらうことが狙い

◉昨日の福島県 打ち合わせを受けての感想

さまざまお話しをお聞きしました。

 

今現在、各種支援団体や自治体が実施している地方創生活動として、支援金を利用して「街の施設の建て直し」「コミュニケーション施設や、公園の造成」、また、「支援金のお陰でなんとか経営が黒字化」に、というものが多いようです。

そして、農作物の風評被害を払拭するために、放射線量を積極的に開示して、安全であることをアピールされています。

人口が減り、なかなか原発問題も抱える中で、なんとか一生懸命に検討された取り組みであることと思います。

 

ただし、原発の問題が根本的に解決がされない以上、本質的な復興はなかなか望めないことがあるようです。

一度広がってしまったマイナスのイメージは、なかなか回復できないことなどがあり、

福島県が「”普通の県”に近づきつつあること、安全であること」を訴えても、なかなかその声が全国に、ましてや世界には届かない。そういう現状があるようです。

その中で育つ子どもたちには、どうしても自分たちの県に負のイメージが残り、地方に留まるのではなく、少しでもポジティブな場所に新居を移したい、そういった思いもあるだろうと思います。

●マイナスをプラスに変える

福島県は、、日本がかつて経験したことのない、原発事故を体験した県になりました。

これは、本当に、ある意味、人為的とも言える悲劇的な経験です。

 

しかし同時に、世界にとっては大きな経験を得た、とも言うことができます。

かつてユダヤ人虐殺の舞台となったアウシュビッツ収容所を経験したポーランドは、今では世界中からひとが集まり、、「もう二度とこのような過ちはしない」と人々が決意するきっかけを作る場所となっております。

私もアウシュビッツを訪れましたが、なんとも言えない強い思いが刻まれた場所になっております。

原爆を体験した広島市もそうです。

我々はその地に立つことで、戦争の傷跡という「負の遺産」から、「平和」という「プラスの遺産」へと思考を変換しているのです。

 

私のような実体験がない県外の人間が、何を言えるか分かりませんし、とても無責任な発言になってしまうかも知れません。

 

福島は今、「原発という問題」「風評被害」という問題に苦しんでいます。

ただ、もし風評被害という言葉の力が強いのなら、むしろその言葉の力を利用して世界に拡散していく、プラスの力に変換していく力を同時に備えていると思うのです。

 

自分たちの抱えるマイナスを何とか目立たないようにして、「皆さんと同じです。だから安心してください」とアピールするだけではなく、

「私の県はみなさんとは違います。だからこそ言えること、できることがあります」と転換してみる。

原発事故を経験した福島県だからこそ、また福島県出身者だからこそ、できること、世界に発信できることがあるのかも知れません。

この原発事故の経験から、生きた実体験として発信・行動できるのは、「世界には福島県しかない」と思うからです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

当勉強会は週次で内部打ち合わせ、月次で大学生たちとプロジェクトの形で進んでいく予定です。

可能な範囲で、みなさまにも定期的に共有できればと思っております。

もしなにかアイディアがありましたら、お気軽にコメントいただけいますと幸いです。

 

私は県外出身者であり、原発事故の苦しみを経験しておりません。

今回、大学生たちとおこなう福島県プロジェクトについて、我々と大学生たちで何ができるのか、

福島県の光輝く未来を想像して確信しつつ、楽しみながら、しっかり考えて行動していきたいと思います。

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

今日1日もみなさんがすてきな1日を過ごせますように。

 

散歩人しょーんでした。