はじめに

こんにちは!散歩人しょーんです。

 

本日は日本の会社に浸透しているOJT制度について、書かせていただきたいと思います。

 

日本の会社では、初めて会社に入る人に対して、新人を指導する先輩が一つ付くことがあります。

これをOJT制度と呼びます。

 

OJT制度とは

「OJT(On-The-Job Training)」とは、実際の職務現場において、業務を通して上司や先輩社員が部下の指導を行う、主に新入社員育成のための教育訓練のことをいいます。

OJTとはより

 

このOJT制度は、新人に特定の先輩が付くことにより、業務をしながら先輩から指導を受ける徒弟制度のようなもので、

一定の効果が期待されているものとなっています。

 

私もかつてOJT制度の中で、指導を受ける新人として、また先輩として両方とも何度も経験したものとして、

このOJT制度と、そのあるべき姿を考えられたらと思い、ご紹介できればと思っています。

日本のOJT制度のメリット・デメリット

まずは、日本のOJT制度のメリット、デメリットについて主観になりますが、

ご紹介させていただきます。

 

◎日本のOJT制度のメリット

・先輩が自分の仕事を後輩に与え、楽になれる

・新人がとりあえず、質問できる相手がいることで質問をできる環境はある

 

◎日本のOJT制度のデメリット

・特定の先輩が付くことで当たり外れがある

・OJT制度がある理由で、その先輩以外には質問しづらくなる

・先輩がストレスのはけ口として、後輩につらくあたることがある

・先輩が後輩の生殺与奪権を持つことが多く、後輩が先輩の気をつかう必要が出てくる

・後輩が先輩からいじめられた場合、自分が楽になれる側に回ることを楽しみにして、いじめが繰り返される(強豪野球部の”付き人制度”と同じ)

これからの日本のOJT制度

これからのOJT制度は、従来の後輩の先輩に対する”付き人制度”ではなく、

むしろ先輩の後輩に対する”世話人制度”にした方がよいだろうと思う。

 

先輩側が後輩側を評価するのではなく、後輩側が世話人である先輩を評価する、

また、後輩側がよいと思う先輩を指定して、世話人になってもらうようにする仕組みもいいだろう。

 

初心者でも、きちんと正しく教えられれば、難しい仕事でも3か月ほどである程度ものになると言われている。

もし、これがきちんと教えられず、「習うより慣れろ」の環境であるならば、同じ習得に数年かかってしまうこともあるだろう。

 

私の父は専門職をしているが、最先端の技術だとしても、先輩が正しく惜しげもなく指導したとすれば、

どんな新人でもおおよそ「3か月」ほどで先輩と同レベルのスキルを持てるようになる、と話していた。

 

教えれられれば数か月、教えられなければ数年。

この習得期間の差異は、企業としても大きな機会損失になるだろう。

 

先輩が自身を世話人のように後輩に対して関わるようにすれば、新人も安心し、コミュニケーションが円滑になる。

また、先輩が惜しげもなくよいものを与え続けることで、新人からの信頼を得ることができ、慕う後輩が増えていくだろう。

おそらくどちらかが退職でもその関係が続くはずであり、もし先輩がその後輩に対して王のように振る舞っていたとしたら、

退職した後は、後輩はその先輩に二度と近づくことはないだろう。

 

また、先輩が積極的にアウトプットすると、先輩自身の知識の定着、体系化に役立ち、自分の知見も深められる。

また、そのようなことを繰り返すと、人が集まり、人間関係もよくなり仕事自体もやりやすくなっていくはずだ。

 

また、先輩のその優しさは伝搬し、その後輩もまた優しい先輩になるだろう。

コミュニケーションが円滑となり、知識習得は飛躍的に早くなり、人的ネットワークも拡大していく。

 

これを続けていくと、日本の会社全体が変わると思われる。

 

余談になるが、フィンランドの大学では、先輩が後輩を世話人として世話をする文化があり、

後輩はその先輩の仕える姿勢を見て謙虚さを学び、自身も謙遜さをもって与え続ける先輩になっていくと言う。

(以前、私の実家にホームステイしていたフィンランド人学生談)

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

日本の今の徒弟制度に基づくOJT制度から、世話人としての仕える姿勢でのOJT制度に変えると、

日本の社会は変わるのでは、というお話しをご紹介させていただきました。

 

私個人としても、与える先輩と、搾取する先輩、両方とも経験したことがあり、

今でもつながっている関係は、前者の「与える先輩」とだけです。

 

その先輩の行動が私を動かし、私もああなりたいと思ったものです。

 

日本のかつての身分制度、徒弟制度、陸軍をモデルにした部活制度などから、

先輩、後輩の間違った考え方がいまだに残っているように感じます。

 

日本が先輩、後輩の間でも平等になり、忖度などなく自由に意見を言えるようになれば、

日本のビジネスも復活すると、そう思っています。

日本はさまざまなポテンシャルをもった国ですから。

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

今日1日もみなさんがすてきな1日を過ごせますように。

 

散歩人 しょーんでした。