はじめに

どうもこんにちは!しょーんです。

長いGWが終わり、ようやく久々にONE PIECEが掲載されました!

今回はタイトルのとおり、花の都で磔にされた、”やす”こと「霜月康イエ」がメインのお話しになります。

ONE PIECE 942話 あらすじ

・康イエは20年前まで白舞の武闘派の大名であった。若いころはおでんとも親しかった(おでんの兄貴分のような存在)

・康イエは花の都で磔にされたまま、オロチに対して”臆病”と言い放つ

・激高したオロチとその部下たちにより、康イエは銃で何度も撃ち抜かれる

・えびす町の住民たちが花の都に押し寄せて、死んだ康イエを前にして大笑いを始める

・花の都に到着したゾロが死者の前で笑う彼らに対して怒りを感じ、止めようとした際にひよりがゾロを止めて涙ながらに言う

彼らえびす町の住民たちは、オロチやカイドウが持ち込んだ”Smile”という果物によって、”笑う”以外の感情を奪われてしまっていたのだ、と

ONE PIECE 942話 感想

今回のエピソード、とっても考えさせられる内容でした。

前回、康イエの磔がいきなり始まったときには、「あら?」と思いましたが、わずか数話で康イエを描写して、彼の処刑によって今後の”うねり”の展開を予想させような、鳥肌が立つようなストーリーでした。

 

康イエが大名であった”白舞”という場所はワノ国の南側に位置しており、海外と唯一つながる”出島”のような場所であった。

外部からは商売人のみならず、侵略者も来る可能性があるため、大名時代の康イエは、屈強なサムライたちを率いる武闘派の大名であった。

かつては厳しい顔つきだった康イエは、今では笑顔が張り付いた好々爺のようになっている。このことはオロチの支配以降、彼の中に大きな心の変化があったことが見て取れる。

戦略的とも言える彼の死に際のスピーチと、最期の最期までお調子者を貫いて笑顔で明るく逝こうとしていた康イエは、

大きな決心をした上で、今までの人生を生き抜いていたように思える。

そして彼の死。

ONE PIECEの世界では、過去の回想編では人の死はあるものの、リアルタイムでの登場人物の死はかなり少ない。

顔にまで銃弾を浴びせかけるような徹底的な発砲とその描写から、おそらく今回は”アラバスタ編でのペルのような復活”はないものだと思われる。

一方で、彼を処刑したのにも関わらず、将軍オロチの顔は対照的。怒りと恐怖に満ちており、彼の心に平安がないことが見て取れる。

 

あ、ちなみに今回の回想シーンでのおでんの顔はやはりまだ黒塗りでした。明らかになるのはいつのことやら。。

今後の展開 予想・考察

(1)コウシロウと霜月康イエとの関係

康イエの名字は”霜月” 康イエであった。そしてゾロの出身である東の海の”シモツキ村”。同じ音である。これは偶然だろうか。

おそらく偶然ではないでしょう。”伏線大魔王(?)”の尾田っちは、あえて同じ読み方にしているんだと思います。

また、ゾロの少年時代の師匠であるコウシロウの胸の”刀を交差したマーク”と、”白舞のサムライのマーク”が同じであり、やはり関連性がありそうです。

ゾロがもものすけに教えた”スナッチ”という掛け声と”九里の古い方言”の関係性、コウシロウがゾロに教えた”最強の剣”とひょうじいの言う”流桜”の共通性を考慮しても、”伏線大魔王(?)”の尾田っちが「ここ、重要だよ!注目してね!」と合図を送っていることがひしひしと感じられます。

 

(2)Smileとペガパンクの関係

今回で、人造悪魔の実の”Smile”は製造者であるドフラミンゴの海賊旗”Smileマーク”の意味だけでなく、実際に「”スマイル”以外の感情がなくなる」といった副作用がある、というダブルミーニングであったことが明らかになりました。

Smileの原料となるSAD※1はシーザー・クラウンが造ったものであるが、これは”ベガパンクが研究した血統因子※2の応用”であることが、作中で語られている。また七武海バーソロミュー・くまから感情を奪い、”人間兵器”としてしまった科学者もまたベガパンクである。

※1 SADは英語では”悲しい”。”悲しみ”により”Smile(笑顔)”が製造されている、という意味の暗喩か。

※2 サンジの家族”ジェルマ”でも、”血統因子操作”によって感情の操作、人造人間の製造をおこなっている。

 

作中で、オロチがCP0に”ベガパンクをよこせ”と息巻くシーンがありました。

おそらくオロチとカイドウは、えびす町の住民たちを犠牲にして、血統因子SADより生み出されたSmileを用いて感情操作の実験をしていること、また、血統因子のさらなる研究のために科学者ペガパンクを呼び寄せようとしていると、考えることもできそうです。

彼らの思惑は分かりません。戦争に備えた”人間兵器生産”のためか、保身のための”Yesマン量産”なのか、このあたりも今後の話しにつながって来そうです。

 

(3)オロチの臆病さ

オロチの日ごろの言動を見ると、彼がワノ国最大の権力者ではありながら、極度に心が貧しく弱い人物であるように描写されていると思います。少なくとも恐怖心、警戒心がかなり強い人間です。その理由は、彼が正統な将軍の継承者ではなかったこと、また人を殺して権力を奪っていること、今の権力が自分ではなく他者(カイドウ)の後ろ盾によるものであること、トキの預言(20年後に自身の滅びの暗喩)などがあいまって、今の彼の心境が荒れ、衰弱してきているのだと考えらます。

処刑されながらも笑顔(?)であったおでんや康イエとは対照的に、勝者であってもびくびくしながら過ごしている将軍オロチ。

今回の康イエの演説を契機にして、ワノ国の国民や、自らの部下達からさえも、疑念を持たれ始めてくるのかもしれません。

メシアの誕生を恐れたユダヤのヘロデ王、映画”グラディエーター”の悪皇帝の最期、イタリアのムッソリーニの最期、ルーマニアの国家元首チャウシェスクの最期のように、彼の最期は周囲からそっぽ向かれて、孤独に終わるシーンが想像できます。

 

大好きな映画の一つである「ショーシャンクの空に」の ”主の裁きは下る いずれまもなく” の額縁の下で命を絶った、刑務所所長の最期のシーンを思い出しました。

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回のONE PIECE942話は、個人的にはワノ国編でも一、二を争うような名ストーリーだったように思います。

おそらく、ワノ国編もそろそろ第二幕が終わって第三幕に突入し、ストーリが大きく動き始めるころのように思います。

この後も、”記憶喪失のビッグマムの関り”、”ワノ国の伝説の剣士リューマ”、”おでんの過去”、”カイドウとの戦い”などなど、まだまだ予想される名シーンが控えております。

今回の康イエの死、またおでんの処刑シーンなどは、今後訪れであろう最大のカタルシスのための重要な準備シーンになることでしょう。

ワノ国編はONE PIECE至上、最高のストーリになるような予感がして目が離せません!

私がONE PIECEが好きな理由は、 漫画 ONE PIECE(ワンピース)が面白い 3つの理由 (散歩人はSBSに過去2回載ったことあり!) に記載しております。

 

散歩人しょーんでした。