はじめに

こんにちは!散歩人しょーんです。

 

先日東京で開催された「Japan times Satoyama 推進コンソーシアム」に出席いたしました。

ご参考→Japan times Satoyama 推進コンソーシアムとは

 

そこでは、三重県の鈴木英敬知事、広島県福山市の枝広直幹市長、青森県むつ市宮下宗一郎市長の3名がパネラーとして登壇し、

お三方の地方の地方創生事例についてお話しいただきました。

 

そこで3名の方々お話しされた内容について簡単にご紹介させていただけたらと思います。

三重県 鈴木英敬知事 地方創生事例

●鈴木英敬知事とは

・日本忍者協議会 会長

・2011年に三重県知事に当選。当時の最年少知事(当時36歳)。

・奥様はシンクロナイズドスイミングの武田美保さん

 

●三重県が考える地方創生とは?

・自分たちの持つ大切なものを守りたい

 

●三重県が考える関係人口とは?

・観光客以上、移住人口未満

 

●現在の三重県が抱える課題は?

・医師と若者が東京に集中している。命の格差を作りたくはない。

・三重県南部の人口が減少中(旧渡会県エリア)

 

●三重県の新しい取り組みは?

・渡会県制度(三重県南部の旧県の呼称)

└旧渡会県エリアは地理的に不利な問題もあり、人口が減少中。

 

新しい取り組みとして、

・”渡会県”の県民登録

└関係人口作りとして、他地域民を”渡会県民”として、地元の活動を担ってもらっている。(県外からも登録OK)

└新しい取り組みとして、”県民シェア(つながりを作る)”を推進

(ご参考→渡会県のHP

 

・三重県が渡会県の活性化のための基金を作る。

└自治体同士が共同したプロジェクトに限り、使用できる資金。

└今まで市町村同士が協力せず、隣の自治体同士がお互いに争っていた。

→市町村を超えたプロジェクトの活性化で、地域が連携して一つのブランドを作っていき課題解決へ。

 

結果、三重県では各種数字が伸びている。

広島県福山市 枝広直幹市長 地方創生事例

●広島県福山市が考える関係人口とは?

└定住人口の奪い合いはしたくない。これからは人口の”シェアリング・エコノミー”が必要。

 

●広島県福山市の新しい取り組みは?

・戦略推進マネージャの募集

└外部のスキルを持った人間に集まってもらう。

└戦略推進マネージャの公募に395名が応募。そのうち5名を採用。

└公募に外れた395名ともいつでも連絡できる仕組みを作っている。

└彼らには自己実現をしたいという思いが強い。

 

・戦略推進マネージャの業務

ご参考→ 戦略推進マネージャー活動方向<2018年度>

└5名がそれぞれイベントなどを立案する。

└週一回(月4回)で市役所職員と一緒に議論する。

└1回の議論に一人2万5千円を支払う。

 

・福山市の地方創生をサポートする地元も大学生たち

└福山市では地方創生に市内の大学生たちが関わっている。

大学のスローガンに“キャンパスは街。学ぶのは未来”の思想がある。(ご参考→福山市立大学HP

└外部人材と地域とのつなぎ役を担う。

└取り組みを一過性に終わらせない、学生が卒業しても取り組みを継続させる仕組みを作っている。

 

・福山アンバサダー(2019年4月15日現在、500名を超える)

(ご参考→福山アンバサダーの活動はこちら!

└彼らがSNSなどでイベント広報を担当。

 福山アンバサダー認定者数:511名(総フォロワー152万人)(2019.4現在)

 

青森県むつ市 宮下宗一郎市長 地方創生事例

●現在の青森県むつ市が抱える課題は?

・市内に大学がないため、18歳がどんどん東京などの首都圏へ転出している。

└ただし、むつ市としては一極集中の是正は考えていない。

└今は自分たちの強みに磨きをかけている状況

└東京は世界のトップの都市ではない。どんどん人が集まって世界のトップを狙ってもらいたいと思っている。

└むつ市としては若者を東京に送り出し、第二のAMAZONやFacebookを作ってもらい、日本に貢献してもらいたいと思っている。

 

●青森県むつ市の新しい取り組みは?

・むつ市応援プロデューサー制度(現在150人)

└市長が自ら指名・任命している。

└全員が無償ボランティア

└地元に関わる大物(インフルエンサー)たちが活動

 

→結果、クルーズ船の寄港地の誘致に成功。むつ市の港に停泊するようになった。

一度に500万円~1000万円単位のお金を地元に落としてくれるため、大きな成果。

 

●青森県むつ市が考える関係人口とは?

・ふるさと納税者の数千人は関係人口。

・関わる人の数だけではなく、できあがったプロジェクトの数が大切

 

最後に知事、市長から話したいことは?

・このSATOYAMA推進コンソーシアムに、他の自治体も誘っていきたい。

・都市責任論。自身が生まれ育った都市に責任と関心を持つ生き方。この生き方は今後の主流になっていくと考える。

三名の自治体の長のお話しを聞いて、私が持って帰りたいと思った施策

以下の地方創生の事例については、どこの自治体でもすぐに対応可能なように思います。

 

・三重県の”渡会県”の県民登録

└すでにない県を仮想的に作り、”県民”を募集することで、その地域の盛り上げ役として担ってもらう

例)

・福島県なら、「磐前県(浜通りの旧称)」

・山形県なら、「庄内県(庄内藩の県版)」

 

・三重県が渡会県の活性化のための基金を作る。

└自治体ごとにばらばらな状態を、基金を準備することで、協同を促す。

例)

・福島県なら、「浜通り全体で共同基金設立」

・山形県なら、「庄内地方全体で共同基金設立 (酒田vs鶴岡にならないよう)」

・福山市戦略推進マネージャの募集、・むつ市応援プロデューサー制度
└外部のスキルを持った人、地元のインフルエンサーにほぼボランティアで意見をもらう。
・福山市の地方創生をサポートする地元も大学生たち
└地元の大学生に外部人材と地元をつなぐ橋渡しになってもらう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

今回は三つの地方自治体の首長から生の声を聞くことができました。

各地方がさまざまな取り組みをおこないながら、自身の文化をつなげていきたいと考えられています。

 

特に印象に残ったのは、各自治体の長とも、目標は人口増加ではなく、

「自分たちの文化の持つ大切なものを守っていく。次世代へとつないでいく」と話されていたことが印象的でした。

 

各地域が脈々と受け継いできた文化を、きちんと次世代につないでいく役割を担うことが、

地方創生と言えるのかも知れません。

 

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

今日1日もみなさんがすてきな1日を過ごせますように。

 

散歩人しょーんでした。